こんにちは、マエダです!
今回は、ebayから商品を仕入れる際の基準について詳しく解説していきます。
まず前提としての仕入れ基準は大きくこの2点にまとめられます。
① 利益が取れる商品
② 需要 > 供給
①の利益が取れる商品を仕入れるというのはは基本中のキホンですね!
利益取れないのに仕入れ販売してたらボランティアになってしまいます。
ビジネスなので、至極当たり前の事ですがしっかり利益にフォーカスしましょう。
②の需要量が供給量を上回る商品を仕入れる必要があることについては、
他の記事でも述べてきたように、輸入ビジネスにおいては欠かせない条件です!
”需要よりも供給が高い” 商品を仕入れてしまっては、
なかなか売れずに不良在庫となって資金が回転しなくなるので
資金の回転率が命である、ebay輸入ビジネスでは
必ず”供給よりも需要が高い”商品を仕入れていきます。
以上の2点をしっかり押さえた上で、より明確な基準を設けていきます。
明確な基準を設けることにより、あなたが持っている ”限られた時間と資金” を
最大限有効に活用できるので、必ず”仕入れ基準”は明確にしておきましょう!
「需要供給バランス」のリサーチ方法についてはこちら
需要供給バランスの基準
オークファンを使って仕入れ商品をリサーチする際、まず最初にやることは
国内における商品の「需要数」と「供給数」を割り出すことでしたよね。
(リサーチ記事を未読の方は上のリンクから飛んで先にお読みください)
そして、需要供給バランスが良い状態であることを前提として、
次にebayでの商品リサーチへと進むのですが・・・
その需要供給バランスが良い状態ってのは、一体どのぐらいの比率のことを言うのか?
これがいちばん悩ましい部分ですよね。
そこで参考までに、僕が基準にしている需要供給バランスの例をお見せします!
【基準値の例】
◎ | ◎ | ◎ | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | ✖ | |
需要 | 10 | 9 | 6 | 5 | 8 | 4 | 2 | 1 | 3 |
供給 | 5 | 3 | 2 | 2 | 8 | 2 | 0 | 0 | 3 |
〈仕入れ個数〉 ◎ 2点~ 〇 1点~ △ 場合により1点 ✖ 仕入れ NG
あくまでも僕の基準ですが、この基準をしっかり守って仕入れた商品の
”8割前後”は、ちゃんと”1ヵ月以内”にヤフオクで売れています。
しかし、需要と供給の数だけ割り出していけば、
”1ヵ月以内”に”8割前後の商品”が確実に売れるということでは無く
商品を仕入れた後の、市場の動きに対するあなたの考察力も
非常に大切な素養となってきます。
市場は常に動いており、ebayから商品を仕入れて日本に到着するまでの
10日~15日 の間に、需要供給バランスは変化する可能性も充分に考えられ
どの程度の変化が起こるのかを察知するためには、あなた自身が
何度も「仕入れ ➡ 販売」をくり返して、肌感覚で覚えるしかありません!
とはいえ、相場が激しく変動する商品というのは、一部に限られているので
ビジネスを継続していく過程で必ず身に付くので安心してください(^^)/
何事もそうですが、最初から上手くいく事は無く、
何度かの失敗経験を積んでいく事によって自分の血肉となっていくので
まずは基準を決めて、その数値をしっかり守った「仕入れ ➡ 販売」
を行っていきましょう!
利益額・利益率の基準
需要供給バランスを満たした商品の中で、
さらに以下どちらかの条件を満たす商品に絞っていきます!
【利益額】 ➡ 5000円以上 = (売上額 – 仕入額)
or
【利益率】 ➡ 20%以上 =(利益額 ÷ 売上額 × 100)
※ 「 売上額 」 = 落札システム利用料(8.8%)を差し引いた金額
利益額に関しては、”ヤフオクでの販売価格” から “落札システム利用料 (8.8%)” と、
“ebayからの仕入額” を差し引いたうえで、5000円以上の利益が見込めるもの。ただし”利益額5000円以上”で絞る場合は “利益率15%以上”であることはマスト。
利益率に関しては”20%以上確保”できれば、”利益額 5000円”を下回ってもOKですが、
利益額が余りにも少なくなると、薄利多売になり効率も悪くなるので利益率20%以上という条件で絞る場合は、利益額を3000円以上見込めるもの。
理想は、どちらの条件も満たす商品ですが、初めはそうそう見つからないので、
どちらかの条件を満たしていれば仕入れても大丈夫です!
※もちろん、「利益率15%以上」「利益額3000円以上」の”最低ライン”のクリアが前提。
少し厳しめな基準ではありますが、
このラインをしっかり守って仕入れていれば、
多少相場が変動しても大赤字になることはありません。
また、ebay上で見つけた時には条件に満たない商品でも、
値引き交渉を行えば、基準を満たす商品に化けることはよくあります。
また、複数個をまとめて購入することで、その分送料が浮き
基準を超える商品もたまに存在します。
ですので、リサーチした時点で条件を満たしていなくても、
すぐにページを離れるのではなく
「惜しいな!」と思える商品であれば一度セラーへ交渉してみましょう!
ebayでの値引き交渉の方法ついてはこちら
少々細かいですが、仕入れ基準をしっかりと守った仕入れに徹することで
資金の流動性を保ちつつ、利益もちゃんと確保することができますよ(^^)
実際に計算してみた!
「いくらで仕入れて、いくらで販売すれば、どのぐらいの利益になるのか」
基準値だけでは少々イメージが浮かび上がりにくいと思いますので、
実際に存在するパターンの金額を計算式に当てはめてみました!
■利益額・利益率ともに満たすパターン■
【例1】18000円で仕入れて、26000円で販売した場合
利益額 : ( 26000円 – 18000円 – 2288円 ) = 5712円
利益率 : ( 5712円 ÷ 26000円 × 100 ) = 22%
〈落札システム利用料: 26000円 × 8.8% = 2288円〉
【例2】15000円で仕入れて、28000円で販売した場合
利益額 : ( 28000円 – 15000円 – 2200円 ) = 10800円
利益率 : ( 10800円 ÷ 28000円 × 100 ) = 38.6%
〈落札システム利用料: 28000円 × 8.8% = 2200円〉
※ 「仕入額」 は、いずれも関税や送料などの諸費用を含む金額
「例1」のような商品が、良く見つかる価格帯です。
また、「例2」のような利益がとれる商品も、ごくたまに出てきます!
セラーへ対して、複数個のまとめ買いを条件に値引き交渉を行うと、
利益額 10000円を超えるものはザラに出てきます。
■利益率のみを満たすパターン■
【例3】8000円で仕入れて、13000円で販売した場合
利益額 : ( 13000円 – 8000円 – 1144円 ) = 3856円
利益率 : ( 3856円 ÷ 13000円 × 100 ) = 30%
〈落札システム利用料: 13000円 × 8.8% = 1144円〉
■利益額のみを満たすパターン■
【例4】30000円で仕入れて、40000円で販売した場合
利益額 : ( 40000円 – 30000円 – 3520円 ) = 6480円
利益率 : ( 6480円 ÷ 40000円 × 100 ) = 16%
〈落札システム利用料: 30000円 × 8.8% = 3520円〉
※ 「仕入額」 は、いずれも関税や送料などの諸費用を含む金額
「例3」「例4」ともに、「利益率15%以上」「利益額3000円以上」の”最低ライン”
はちゃんとクリアできているので、仕入れ対象となります!
仕入れる前に月の目標利益額を決めておく
仕入れの際にやみくもに仕入れていくのではなく、
あらかじめその月の目標利益額を決めておきましょう!
例えば、5000円の利益が取れる商品を月に20個売ることができれば
「5000 × 20 = 100,000」で月収10万円を達成することができますね!
※利益10000円の商品を10個売れば、月収10万円! ←実際に可能です!
もちろん、これは仕入れた商品が1ヵ月で全て売れたらの話なので、
実際には、仕入れた商品点数の8割程度が売れ、残り2割程度は
翌月に持ち越すぐらいの予想を立てておきましょう!
(僕の場合は大体そのぐらいで推移しています)
ということで、実際に月収10万円に達するためには、
仕入れた商品を全て売り切ったと仮定した時「月収15万に達する」
ぐらいの点数を目安に仕入れていくと良いでしょう(^^)/
※もちろん、クレジットカードの限度額の範囲内での仕入れが前提ですよ!
クレジットカードの限度額についてはこちら
【仕入れの3ステップ】
①予算の範囲内で仕入れ可能な額を把握
②月間の目標利益額を定める
③リストを作り、商品の利益額の合計を算出していく。
※月ごとに「仕入れ済商品リスト」「仕入れ候補リスト」をExcelなどで作って
各商品ごとの利益額・利益率と、全商品の合計の利益額を管理すると良いですよ♫
まとめ
・需要供給バランスから仕入れ個数を割り出し、過剰仕入れを防ごう!
・「利益額:5000円以上」or「利益率:20%以上」はマスト!
・輸入ビジネスで月収10万は、難しそうに見えてじつはカンタン!