クレジットカードの支払いサイクルを理解して仕入れよう

基礎知識

こんにちは、マエダです!

今回は、クレジットカードを使用した仕入れ方法について解説していきます。

 

ebay輸入ビジネスでは、必ずPayPal経由でクレジットカードを使って仕入れを行います。

PayPalの登録方法はこちら

 

クレジットカードの仕組みを理解して上手に使いこなせると、
極端な話手元に現金が無い状態でもビジネスで利益を出していく事が可能です。

 

まずはカードの支払いサイクルや、利用限度額の仕組み、キャッシュフローの大切さを
前提の知識として徹底的に理解していただき

実際に仕入れてから販売までのカードサイクルをご説明していきます!

 

 

クレジットカードの基礎知識

 

まだクレジットカードを利用したことが無いという方のために基礎から入ります。

まずは、クレジットカードについての基礎的な知識、
キャッシュサイクル(お金の流れ)の仕組みについて説明していきます。

 

普段からカードを利用しているというあなたも、おさらいの意味で
サラーっと読んでおきましょう!

 

自分が使うお金の流れの全体像をしっかりとつかむことで、
安定した資金繰りができるようになりますよ。

 

この基礎知識をおろそかにし、キャッシング可能な分の金額を
バンバン使ったりすると後から大変な目にあいますので、まずは
クレジットカードの仕組みをよく理解してから利用するようにしましょう。

(僕が実際に体験した失敗談は後半で記述します・・・(笑))

 

 

輸入ビジネスに最適なクレジットカードの選び方についてはこちら

 

 

クレジットカードの猶予期間

 

クレジットカードには、締め日と支払日ありますよね。

「猶予期間」というのは、カードの締め日翌日から、翌々月の支払日までのことを言います。

 

この、カードの締め日と支払日は
クレジットカード会社によって変わってきます。

A社:10日締め翌月4日払い(猶予期間55日間)

B社:月末締め翌月27日払い(猶予期間57日間)

 

猶予期間について、少しわかりやすく例えると、

A社の場合は、4月10日が締め日だとしたら5月4日が支払日

4月11日にお買い物をした分の支払日は6月4日なので猶予期間は54日間

B社の場合は、4月30日が締め日だとしたら5月27日が支払日

5月1日にお買い物をした分の支払日は6月27日なので猶予期間は57日間

 

このようになります。

 

クレジットカードの猶予期間が長いうちに、つまり締め日直後に仕入れを行うと、
資金繰りに余裕がでてきてキャッシュフローしやすくなってきますよ。

 

また、締め日と支払日が異なる2つのクレジットカードを所持しておくと、
より余裕を持った資金繰りができるのでオススメです!

 

利用可能枠と利用可能額の違い

 

普段からお買い物などにクレジットカードを利用していても、
この2つの違いを理解していない人は意外と多いはずです。

 

 

利用可能枠・・・クレジットカードを利用できる全体の上限額。

利用可能額・・・現時点でカードを利用できる金額。

 

利用可能枠(限度額)から、まだ支払いが済んでいない利用金額(利用残高)
を差し引いた金額が利用可能額です。

 

 

利用可能枠   -   利用残高   =   利用可能額

例:(利用限度額 30万円) - (支払い前の金額 10万円) = (現時点の利用できる金額 20万円)

 

 

語尾の「枠」「額」の違いでは意味が大きく異なってくるので、要注意ですよ

 

キャッシュフローを意識する

 

「キャッシュフロー」とは、カンタンに言うと「お金の流れ」のことです。

 

キャッシュ(現金など)が入ってくることを「キャッシュイン」といい

キャッシュ(現金など)が出ていくことを「キャッシュアウト」といいます。

キャッシュインからキャッシュアウトを差し引いたのが「キャッシュフロー」
日本語に言い換えると「収支のバランス」を表します。

 

キャッシュイン(収入) ー キャッシュアウト(支出) = キャッシュフロー(収支バランス)

 

ビジネスだけはでなく、普段の私生活においても収入と支出のバランスは非常に重要ですよね。

 

収入よりも支出が上回ってしまえば、赤字(支払い不能)になってしまい大変です。

 

ビジネスにおいては、この収入と支出のバランスを上手く維持できている状態を
健全なキャッシュフローといいます。

 

仕入から販売までのプロセスでは、大きな金額が動くので、
常にキャッシュフローには注意を払ってビジネスを行っていく必要があります。

 

クレジットカードで資金を回転させる具体的な方法

 

それでは、カードを使って資金を回転させる具体的な方法について入っていきましょう!

 

冒頭にも書きましたが、クレジットカードを上手に使いこなせると、
手元に現金が無い状態でも仕入れができ、ビジネスで利益を出していく事が可能になります。

 

なぜ、資金が無くてもクレジットカードで仕入れが可能なのか?
このカラクリは先ほど説明した「猶予期間」があるためです。

 

クレジットカードの決済サイクル商品の決済サイクル
例として下の図にまとめました!

 

(月末締め、翌月27日払いのクレジットカードを利用した場合)

 

 

(左)クレジットカードを使った仕入れから使用したカード料金の支払日までの流れ

(右)ebayで商品を仕入れてから、ヤフオクで販売した商品代金が入金されるまでの流れ

 

 

このように、5月1日~6月27日まで「57日間」の猶予期間があるので、
この期間内に、商品の仕入れから販売、入金までが完了すれば

カードの支払日前には資金を回収できるので、資金が無くても
クレジットカードのみでビジネスで利益を上げる事が可能になります。

 

カードの締め日直後にebayから商品を仕入れ、到着したら即行でヤフオクに
出品して販売期間に余裕を持たせ、支払日前には商品が落札・入金されるように
超高速でサイクルを回すという事です。

 

このように、商品を仕入れた日からクレジットカードの支払日までのタイムラグを
上手く利用していくことで、わずかな資金からでもビジネスで利益を出すことが可能なのです。

 

また、資金に余裕があっても、締め日直後に仕入れを行っておくことで
資金を回収するまでの期間に余裕が生まれるので、無駄に値下げや損切りなどを
行う必要がなく、安定して最大限に利益を上げていく事ができます。

 

資金を回転させるときに注意すべきこと

 

クレジットカードによる仕入れは一見便利なのですが、
よくよく注意しておかなければいけない事があります。

 

 

利用限度枠MAXまで仕入れて、売れてる商品を仕入れたくても仕入れられない。(経験有)

商品が思うように売れずカード支払日までに資金回収が間に合わない。

 

この2つです。

 

利用限度枠MAXまで仕入れて、売れてる商品を仕入れたくても仕入れられない

 

~ここからは僕の失敗談を交えてお話します~

 

ビジネスで利益が出始めると、ついどんぶり勘定になりがちです。(僕の場合)

「せっかく利益が出る商品が見つかっているのだから、仕入れなきゃもったいない!」

という気持ちが先走り、気付いたら利用限度額いっぱいまで仕入れをしてしまっていました。

 

その結果どうなったか?

 

翌月の利用限度額が元に戻らず、仕入れる商品のリストはそろっているのに、
クレジットカードを使って仕入れができず、ほとんど利益を出せませんでした。

今考えれば当然の結果です(笑)

 

これは僕が単純に、利用限度利用限度の違いを理解していなかったが為の失敗です。

 

では、このような事態にならない為にはどうすればいいのか?

「1ヵ月に仕入れる金額は、カード利用限度の半分に抑えておく」

これさえしっかり守っていれば大丈夫です。

 

利用限度枠と利用限度額の違いについては最初にも触れましたが
利用限度枠から、仕入れた金額の合計を差し引いた金額が仕入れ限度額なので、

要するに、先ほど例にあげた
月末締め、翌月27日払いで猶予期間が「57日間」で、「利用限度枠30万円」のカードの場合

57日÷2=「約28日間」のうちに
実際に仕入れに使える金額は、利用可能枠の半分「15万円」ということになります。

 

ココはしっかり押さえておいてくださいね!!

 

 

しかしながら、ebay輸入ビジネスの平均的な利益率は20%~30%前後です。
(もちろん、商品によってはもっと高利益なものもあります)

 

利益率を20%~30%と仮定し、「月に10万円」の利益をあげるためには、
「40~50万円」分の商品を仕入れる必要がでてきますよね。

 

そう考えると、先ほどの例の月に「15万円」の仕入れでは、
全然利益をあげることができません。汗

 

なので、カード利用限度額「30万円」や「50万円」と低い場合は

2枚以上のクレジットカードを持っておく必要があります。

しかし、ただ枚数だけ増やして、複数枚のカードを持っていれば良いという訳ではありません。

 

”締め日と支払日” が半月ほど異なる2~3枚のクレジットカード持っておくことによって、
複数枚のクレジットカードを所持する意味が出てきます。

 

猶予期間の解説で例に挙げた2社のカードを例に見て見ましょう。

A社:毎月10日が締め日で、翌月4日が支払日の場合

(例)4月11日以降に仕入れをした分の支払日は6月4日     猶予期間 54日間

B社:毎月30日(31日)が締め日で、翌月27日が支払日の場合

(例)5月1日以降に仕入れををした分の支払日は6月27日    猶予期間 57日間

 

A社のカードとB社のカード締め日は、20日間のズレがあります。

目安としては「15日間~20日間」のズレがあれば理想的です。

 

A社の場合は、5月に入れば、6月4日までの残りの猶予期間が短いので
利用限度額を気にして、仕入れを躊躇しなければなりません。

いっぽうB社の場合は、5月に入ったら猶予期間までの期間が増えるので、
また、たくさんの商品を仕入れることができます。

 

このように”締め日と支払日”の違う2枚~3枚のクレジットカードを持つことで
積極的な仕入れができるようになるので、利益を上げやすくなります。

また、2枚を合計すればおのずと限度額の上限も上がりますよね。

 

クレジットカードの限度額が低い場合や、あまり準備資金に余裕が無い場合は

決済サイクルが違う「2枚のカード」を上手に利用して仕入れをしていきましょう!

 

 

商品が思うように売れずカード支払日までに資金回収が間に合わない

 

クレジットカードの支払日までに資金回収に間に合わず、
カード料金を滞納してしまった場合、「金融事故」扱いで
“ブラックリスト”に載ります。

補足としてお伝えすると、携帯料金の滞納でも同じく
”ブラックリスト”に載ります。

 

ブラックリストに載ってしまうと、
カードの上限額を引き上げる申請をしたり、
新たにカードを作ったり、ローンを組んだりするときに、
審査が通らない可能性が非常に高くなってきます。

 

1度ブラックリストに載ってしまうと、5年間は消えません。

 

これを避けるためにも、入念なリサーチをした上で
商品を仕入れていくことが極めて重要です!

最初のうちから、自分の感覚で仕入れるなんてことは、
リスク大なので絶対にやめてください。

 

しっかりとリサーチをした上で商品を仕入れて、販売していけば
9割5分は予測に近い期間と金額で売れていきます。

 

ebayから仕入れる輸入品の正しいリサーチ方法

 

 

しかし、様々な要素が重なり合って、時としては
商品が思ったように売れない事も稀にありえます。

 

なので、このような不測の事態に備えるためにも、
仕入れた分のカードの支払いに充てられるお金を

あらかじめ「10万円」ぐらいは準備しておいた上で
ビジネスに取り組んでいくことを強くオススメします。

 

まとめ

 

・カード締め日後~支払日までの猶予期間を上手に使って仕入れよう。

・利用可能枠と利用可能額には要注意!

・カードのご利用は計画的に。(笑)

 

この記事を書いたのは…



【マエダ】

高校卒業後、9つの職業を転々とする。23歳から副業で始めた輸入ビジネスで独立起業!現在は、輸入物販、情報発信、コンサルなどを行っています。

基礎知識
みんなに教える
JUST A HERO 〜前田永世の上京起業物語〜
タイトルとURLをコピーしました