こんにちは、マエダです!
今回は、物事の優先順位の付け方についてお話していきます。
突然ですが、あなたが送る日々の生活の中で、
優先順位について意識したことはありますか?
- 家族と過ごす時間
- 仕事の時間
- 友達と遊ぶ時間
- 趣味に没頭する時間
- 家事に割く時間
普段行っている事として、大半の場合は
この5つのどれかが、優先事項として含まれているはず。
そして、これらを毎日、時間に追われる忙殺としたスケジュールの中で、
上手に時間の割りふりをしながら優先順位をつけて日々生活を送っていると思います。
自分でビジネスを行う際には、こういった日々行うものごとの中から
「重要事項」を優先して行っていく必要があり、今やっていることが
重要かどうかを明確にしていく必要があります。
どうやって明確にしていくのかと言うと、
「緊急なこと」「重要なこと」を4項目に区分することができる
「時間管理のマトリックス」という表を使い、日々行っていることを列挙します。
表に列挙して、日々の物事を可視化することにより、
ビジネスで成果を上げていく為に優先すべきことを明確化できるワケです!
マトリックスといえば、あの「有名なSF映画」のことを
思い浮かべる方が多いかと思いますが、
もともと「マトリックス」という言葉は、
「生み出すもの」を意味しており、
英訳すると「母体」もしくは「基盤」と言います。
「時間を生み出す基盤」=「時間管理のマトリックス」
このように考えてもらえればイメージが浮かんでくると思います。
これからお伝えする、優先順位を付ける際の「考え方」とその方法について理解し、
実際に行動へと落とし込んでいくことで、ビジネスの結果へと
確実につながっていきますのでしっかり押さえていきましょう!
目次
なぜ優先順位を付ける必要があるのか?
ビジネスで結果を出すため!というのはもちろんですが、
人生という大きな単位で見た時にも、
ものごとの「優先順位」をつけることには大きな意味があります。
僕たちは、日々のやることがたくさんあるため、その忙しさから
目の前の「緊急事項」ばかりに目をとられ、本当に大切なことを見失いがちです。
そこで、日々行っていることを1つ1つ挙げて、いちど俯瞰をしてみることで、
自分の人生にとって本当にダイジな「重要事項」が見えてくる訳です。
重要事項を優先することで、時間をもっと有効活用することができ、
人生をより豊かにすることができます。
人生は「約30000日」と、よく言われるように案外短いもの。
また、時間は誰にでも平等に与えられている資産であり、大変貴重なものであるため、
この事実を噛みしめて生きていくのか、ただ漠然と流されるように生きていくのかでは
人生の幸福度って大きく変わっていくのではないのか? と思うのです。
また人は習慣の生き物であり、もともと意志の力というのは弱いので、
物事1つ1つに優先順位をつけないと日々の忙しさに言い訳をして
作業できずじまいで、望んでいる成果を出すことができません。
有限である人生時間を最大限に活かして、日々を有意義に過ごしていくためにも、
ものごとの「優先順位」を付けて行動していくことがダイジだということです。
時間管理のマトリックス
それでは、「時間管理のマトリックス」の表の使い方と、
優先順位を付ける際の考え方について解説していきます。
かんたんに言うと、日々の自分が行っている生活の時間を
「重要性」と「緊急性」で分類することから始めます
【時間管理のマトリックス】
- 重要かつ緊急である ➡ 第1領域
- 重要かつ緊急でない ➡ 第2領域 (ここに使う時間を増やす)
- 重要でなく緊急である ➡ 第3領域
- 重要でなく緊急でない ➡ 第4領域
・「緊急」=すぐやる必要がありそうなこと
・「重要」=自分にとって大切なこと
この観点から日々のタスクを4カ所に分類していきます。
「第1領域」・・・ 即時の対応をしなければ損害がでるようなこと。
「第2領域」・・・ 未来の自分をより良くするための自己研鑽など最も大切なこと。
「第3領域」・・・ 主に他人が絡むうえ、自分がやりたくない(行きたくない)こと。
「第4領域」・・・ ストレス発散のために短期的な欲求を満たすこと。
人生においては、4つの領域のうち、「第2領域」使える時間をいかにしてに
増やしていけるかが豊かに生きる道を切り開くカギになります。
大多数の人が、いつも気持ちの面では「第2領域」に多くの時間を使いたいと
思っているのに、毎日の仕事や家事の時間に追われて「第1領域」メインの
忙しい日々を送りがち。
そこで生まれたストレスを「第4領域」で発散して「1⇄4」の往復をしているのが、
世の中の9割の人々の姿です。
では、「第2領域」を増やしていくにはどうすればよいのでしょう?
優先順位を決める4つのステップ
時間管理のマトリックスに、日々の行動を挙げてしまったら、
次に4つのステップにしたがって優先順位を付けるために
それぞれの行動を精査していきます。
① 多くの人は「1➡4」で時間を使う
多くの場合、結果的に日々のやることの多さから、
時間に追われて忙しくなり、ストレスが溜まってしまいがちになります。
目の前にある物事しかできないという状況ですね。
ここの「第1領域」で精神的・肉体的疲労を起こしてしまうことにより、
冷静な思考や判断ができなくなり、残された時間をストレス解消として、
重要でもなく緊急でもない「第4領域」に使ってしまうケースが多いです。
「第4領域」 ➡ SNSの閲覧、テレビ、飲酒、ゲーム、無駄な付き合い・・・
そして、毎日「1➡4」のルーティーンを繰り返し続けていくと、
5年後・10年後も、今と何も変わっていないというような
状況を生み出してしまうこととなります。
この「1➡4」の繰り返しで現状を維持し続けて、何の変化も無く
時を過ごしていきたい方はそのままでも良いですが・・・
少なくとも、僕のブログにたどり着き、ここまで記事を読んでくださっているあなたは、
現状に変化を起こして、未来をより豊かに過ごしていきたいと願っているはず。
自分の日々の行動を思い返して、これまで「第1領域」にあたるものに
どれほどの時間を費やしてきたかを、最初に理解しておく必要があります。
②「重要かつ緊急でない」な物事を最優先にする。
一般的に重要である「第1領域」を後回しにして、優先順位を2番目に下げます。
そして、最も人生を豊かにしてくれる重要かつ緊急でない「第2領域」の優先順位を
1番目に持ってくることで、人生にとって本当に大切なものごとを行える時間が増え、
自己投資であったり、ビジネスの作業に費やすことができるという事です。
「第1領域」というのは、後回しにしても緊急性があるためにどうせ
やらねばならないので、これまで優先されていなかったであろう
「第2領域」を、最優先事項として行っていくことで、
未来に向けての歯車が上手く回り始めていきます。
③ 重要でないことはやらない
重要でなく緊急である「第3領域」と、
重要でなく緊急でない「第4領域」は、
とにかく無駄なので極力やらないようにします。
この2つの領域を排除して、浮いた時間を重要かつ緊急でない
「第2領域」に使っていきましょう!
人生を長いスパンで見た時に、重要でない物事というのは「ムダ」だ
という事実を頭に叩き込んで、周囲に流されないように気を付けましょう。
自分軸というのをしっかり持って生きていくことが、
あなたの貴重な時間を守ることにつながります!
④「第2領域」の中での優先事項
「第2領域」に残ったものごとの中でも、更に優先順位付けを行っていきます。
基本的には、体力や思考力を使うものから優先していき、
なおかつ「朝イチ」の起き抜けに取り組むとより効果的ですね。
人間の脳みそは、1日のうちで朝イチの時間帯が最もクリアな状態で、
朝の1時間の作業効率は、お昼からの作業の4時間分に匹敵することが
脳機能の研究から実証されています。
朝イチに重要な物事を行うことで、クリエイティブで
最高のパフォーマンスを発揮することができるのです。
さいごに
ここまで「時間管理のマトリックス」と「優先順位を決める4つのステップ」
について長々と解説してきましたが、結局いちばん大事なことは、
「第2領域」に全力を尽くして、理想の未来を切り開いていく!ということです。
それにあわせて、
「今自分がやっていることは、4つの領域のうちどれにあたるかな?」
というのを常に意識しながら生活・行動していく事も極めて重要になります。
人生をよりよく生きるためにも、「時間管理のマトリックス」を使い
物事のすべてに対して優先順位を付けて、充実した日々を過ごしていきましょう!
まとめ
・多くの人は「第1領域」➡「第4領域」の往復を繰り返している。
・「第4領域」は時間の浪費。 成果を得るためには全て捨てる覚悟を決めよう。
・「第3領域」には人付き合いが含まれるため、本当に緊急なのかよく考えて精査しよう。
・「第1領域」は後回し! 緊急だから結局はやるのよ。
・「第2領域」を最優先にして、望む未来のために時間を投資し資産をつくろう!